社長挨拶

漬物は古来より、日本の食生活に深く関わって参りました。その歴史は古く、確認されているものだけでも縄文時代までさかのぼると言われております。漬物は本来「食物をいかに長い期間、美味しく食すことができるか」を目的として生み出された保存食であり、その種類は多岐にわたります。日本各地には、その土地ごとの気候風土に根ざした漬物があり、各地で独自の製法が培われてきた結果、その数は600種類以上に及ぶとも言われております。味や見た目も多種多様で、その地域独特の文化的な側面を感じさせてくれます。また、そこには野菜を美味しく食べるための人々の知恵が詰まっており、機能性にも優れたものが多くあります。こういった食文化は他国に例のない、日本特有のものであり、我が国は漬物大国と言っても過言ではありません。

弊社は創業以来、75年以上にわたって、漬物の製造販売を通して、この歴史ある日本の食文化の一端を担って参りました。現代社会はモノに溢れ、食品においても飽食の時代と言われ始めてから随分時が流れております。そんな環境の中、引き続きお客様からご支持いただける企業となるために、私たちは漬物本来の良さを残しながらも、現代人のライフスタイルを理解した製品作りを目指していきたいと考えております。そして、皆様から「美味しい」の一言を頂けるよう、味に対しての追求を怠らない努力を続けて参ります。また品質においても、取得した食品安全システム(FSSC22000)の継続的運用はもちろんのこと、更なる安心・安全の強化に取り組んで参ります。
この素晴らしい日本の食文化を後世に伝えるため、誠心誠意、真心をこめて、ひとつひとつ丁寧な仕事を心がけて参ります。今後とも「やまうの漬物」をよろしくお願い申し上げます。

やまう株式会社
代表取締役 梅澤 綱祐

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